こんにちは!葛西屋です。
突然ですが
雨の日にきものを着なければならない時
みなさんどうしていますか?
多くの方は雨コートを着用なさると思います。
パールトーン加工しているお着物と一緒だと尚いいですね!
雨が降った日には雨用草履や雨カバーをかけた草履を履いて、撥水加工を施してあるきものを着て、雨コートを羽織って出掛ける。
これが一番いいのですが、そんな準備ができないことも・・・
突然の雨に降られて「しまったなにも用意してなかった…!」なんてこと、少なくはないですよね
こういう場合には雨が止むまで雨宿りして頂くのが一番良いです。
とにかく雨に濡れないように……
と、いうのも
雨シミは非常に厄介だからです。
雨は色々な汚れが混じっていて、ただの水じゃないからシミとして残るんですよね…
そして水性の汚れではないので生き洗い(丸洗い・ドライクリ―ニング)でも落ちにくい。
(ドライクリーニングは油性汚れを落とす為のものなのです)
ただし濡れた後すぐに処置をすれば!
まだ間に合います!!
突然の雨に降られて着物を濡らしてしまったかも知れない…
そんなとき、帰ってからすることは以下の5つです。
☆肩山の濡れ具合を確認する。
☆袖に泥はねがないか確認する。
☆紋付の場合は紋の汚れも確認する。
☆すぐにしみ抜きに出せない場合はハンガーに吊るして干しておく。(他の着物に湿気を吸わせない為)
☆出来る限り早くしみ抜きに出す。(濡れや泥はねの状態を伝える。)
(このとき、もし濡れていたり泥はねを見つけても自分で対処しようとしないこと。
タオルで拭く場合には絶対に擦らずポンポンとあてるだけにし、ドライアーで乾かさない。
スレや痛みの原因となると共に、汚れが生地とより綿密にくっついてしまいます。)
雨シミは広範囲にシミができてしまうのが特徴。
時間が経てば落すのにも費用がかさんでしまいます。
適切な対処をして、楽しく着物を着ていきましょう!!
葛西屋呉服店
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